ひき逃げに遭った場合

交通事故に巻き込まれてひき逃げに遭った場合は、どうしたらいいのでしょうか。日本の警察は優秀ですから、ひき逃げに遭っても殆どの場合犯人は捕まります。しかしすぐに捕まるとは限らないので、それまでの間はひかれ損となってしまいます。普通は加害者が加入している自動車保険が賠償金や慰謝料を支払いますが、犯人が見つからない時はこれもできません。

また犯人が見つかったとしても、任意保険に加入しておらず、自賠責保険のみという場合は、満足行く補償を受けられるとも限りません。最悪なケースでは自賠責保険にも加入していないという事がありますので、これでは保険は宛にできません。

こういう時は、政府が行っている救済措置を受ける事ができます。政府補償事業として行っている措置で、自賠責保険と同じ補償が受けられるというものです。ただしこの制度を利用する場合、手続きにかなりの時間が必要となり、補償を受けるまでに数ヶ月間かかってしまいます。ただし事故から3年間は請求ができるので、加害者があてにならない時は、まったくなんの補償もないよりは、面倒でも手続きしておけば、最低限でも補償は受けられます。政府の補償がある事はあまり知られていませんから、知っておくと役に立つかもしれません。

歩行者の場合

自分が歩行者で事故に巻き込まれた場合の対処法を紹介します。まず相手が車、こちらが徒歩という場合は、だいたいが車が悪くなりますが、歩行者に過失がある場合は100%車が悪いとされない事もあります。

車と歩行者の事故の場合は、優者危険負担の原則があるため、車の方が負担を大きくする事になっています。ただし予測できないような状態、例えば夜中に酔ったまま道路で寝ていたなどは被害者の過失が100%とされたケースもあります。これ以外の場合は被害者に過失があっても、車の方が過失は大きくなります。

歩行者は青信号で横断歩道を歩いていた時、信号無視をした車が突っ込んできたという場合は、100%車の過失です。車は青信号で走行していた時、歩行者が赤信号で急に横断歩道を渡ろうとした場合、歩行者の過失は100%ではなく70%で、車は30%となります。これは優者危険負担の原則があるからです。

これは横断歩道がある道路の場合ですが、横断歩道無しの道路や、横断歩道はあっても信号の有無によって、これも過失は変わってきます。横断歩道がある道路では、車は一時停止する事になっていますが、そうしない車もいますし、信号だけに頼らず、周囲をよく見る事は歩行者にも、車を運転する人にも大切な事です。

車に乗っている場合

自分も車を運転している時に相手がぶつかってきたと言う時はどうしたらいいでしょうか。車と車の場合、どちらも走行中に事故を起こした場合は、車同士の物損事故となります。自分が歩行者で相手が車という場合は、人身事故となります。

まず相手が車、自分も車を運転している時に事故を起こした場合、何処を走っていたかによっても変わってきます。信号機がある交差点で起きた事故の場合は、信号がキーポイントになります。青信号で走行している車と、赤信号を無視した車の場合は問答無用で、信号無視をした車が100%悪くなります。青信号以外の黄色でも、赤に変わる前なら相手の信号は赤ですから、相手が100%悪くなります。信号に関しては赤信号での走行や、信号無視は誰でも悪い事とわかるのでそれほど苦労しません。

ただし自分が被害者でも、相手の車が高級車であった場合は少し事情が変わってきます。相手が高級車でも、100%相手に過失があれば被害者は損害賠償を請求される事はありあせん。しかし被害者側にも責任があって、それが20%から30%になる場合は、被害者が加害者の高級車の修理代や損害賠償を請求される事があります。車と車の事故の場合はどちらかが、直線、右折、左折なのかによっても過失の割合が変わっています。